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第129回京都弥生文化談話会のご案内(オンライン)

  • kyotoyayoidan
  • 2021年2月12日
  • 読了時間: 3分

寒春の候、皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、私ども京都弥生文化談話会では、次回例会を下記のとおり開催いたします。

ご多忙中とは存じますが、奮って御参集の程、よろしくお願い申し上げます。

参加ご希望の方は、2月18日までに会のメールアドレス(kyoto.yayoidan@gmail.comまでご連絡ください。その際、件名には【第129回談話会参加希望】とご記入ください。ホームページ内お問合せフォームからも申し込み可能です。

また、初めて参加される場合には、メールに氏名とご所属を記載していただけますと幸いです。近日中に発表資料とzoomのURLを送付いたします。なお、当日の進行方法に関しましては、本会HPの記事「当日の進行について」をご参照ください。(https://kyotoyayoidan.wixsite.com/website/post/%E5%BD%93%E6%97%A5%E3%81%AE%E9%80%B2%E8%A1%8C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6)

日時: 2月21日(日) 17:00 ~ 18:30 (オンライン会議ツールzoomを利用します。)


発表: 星野宙也『中部高地弥生中期土器の時空間的変遷とその背景』(九州大学大学院博士前期課程 1年)

発表の要旨:

本発表では、社会諸成員の様々な(日常・非日常)社会的諸実践によって形成された土器群の時空間的パターンと、地域社会に農耕が導入・定着して以降生じたと想定できる人口増加・分村に伴う出自集団間/内関係の変化との間にどの様な共変動が確認されるのか、またそうした共変動にどの様な因果性が見いだせ、その因果性にどの様な歴史的意義が存在するのかについて考察することを目的とし、そうした現象を観察するのに一事例として適当と考えられる中部高地弥生中期社会を対象として、中部高地弥生中期土器群の分類・編年・空間分布の整理および、集落動態・祭器・物資流通といった当該社会における他文化要素との時空間的相関性の検討を行うことで、上記目的の達成を試みた。これまでの中部高地弥生中期土器群に関する諸研究は、分類・編年の整備に重点をおき、当該時期における諸属性の変遷に関する重要な諸成果を積み上げてきたといえるが、分類・編年においては型式分類単位認定に伴う不明瞭さや、複数型式組列措定後の一括性の高い遺構資料に伴う組列検証・器種総体を踏まえた画期設定という作業に、空間的検討については型式・属性両水準における量的挙動の把握に、解釈については他文化要素との相関性検討・意味づけに、それぞれの位相で検討の余地が見いだせ、こうした問題の解決は地域史に留まらず、農耕導入・定着以降の社会変化という、列島史・人類史における一般性の高い命題に貢献することが可能である。この様な問題意識のもと行った中部高地弥生中期土器群の時空間的現象整理・他文化要素との相関性検討の結果、分類・編年については、既存編年とは異なる形で土器群画期設定が可能であり、空間的検討においては特に中期後葉段階において、対象とした長野盆地・佐久盆地・松本盆地それぞれにおいて、注口土器・人面付土器といった祭祀色の強い土器群に、長野盆地を中心とした空間分布の集中が認められることを現象として新たに明らかにし、こうした長野盆地における祭祀色の強い土器群の集中的分布現象の背景として、人口増加・青銅器祭祀・当該期に広域流通する中部高地産大陸系磨製石斧の製作遺跡の存在といった諸要素との長野盆地における(時)空間的相関性を根拠として、中部高地地域における農耕導入・定着以降の人口増加・出自集団内/間の統合強化必要性の盆地間での差異が一因である可能性が高いことを新たに指摘した。


《お問合せ》

幹事・菊池望(京都大学大学院博士課程) kyoto.yayoidan@gmail.com

 
 
 

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