第130回京都弥生文化談話会のご案内(オンライン)
- kyotoyayoidan
- 2021年10月1日
- 読了時間: 3分
清秋の候、皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、私ども京都弥生文化談話会では、次回例会を下記のとおり開催いたします。
ご多忙中とは存じますが、奮って御参集の程、よろしくお願い申し上げます。
参加ご希望の方は、10月17日(日)までに会のメールアドレス(kyoto.yayoidan@gmail.com)までご連絡ください。その際、件名には【第130回談話会参加希望】とご記入ください。ホームページ内お問合せフォームからも申し込み可能です。(https://kyotoyayoidan.wixsite.com/website)
また、初めて参加される場合には、メールに氏名とご所属を記載していただけますと幸いです。近日中に発表資料とzoomのURLを送付いたします。なお、当日の進行方法に関しましては、本会HPの記事「当日の進行について」をご参照ください。(https://kyotoyayoidan.wixsite.com/website/post/%E5%BD%93%E6%97%A5%E3%81%AE%E9%80%B2%E8%A1%8C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6)
日時: 10月23日(土) 16:00 ~ 17:30 (オンライン会議ツールzoomを利用します。)
発表: 星野 宙也『集落からみた弥生時代出自集団関係展開過程の検討-市原台地周辺を事例に-』(九州大学大学院博士課程2年)
【要旨】
本発表では、千葉県市原台地周辺の弥生時代集落を対象として、弥生時代集落動態の背景に存在するであろう出自集団関係の変容過程を考察することを目的とし、集落諸属性(居住域空間構成・墓域空間構成・居住域-墓域間関係・集落間関係・祭祀系遺物/貴重財保有状況)の共変動パターンの析出と画期抽出を通して上記目的の達成を試みた。これまでの市原台地周辺の集落動態に関する諸研究は、集落消長・遺跡の性格とその時空間動態・墓域/居住域の空間構成といった多角的視点から通時的な分析・現象面での整理が行われ、またその背後に存在する集団関係に関しても重要な解釈が蓄積されてきたといえる。一方、そうした集落諸属性それぞれが、通時的展開過程の中でどの様な相関をみせ、それらが原始・古代社会の生産・再生産において重要と考えられる出自集団という視点からどの様な歴史叙述として可能となるのかについては、未だ検討の余地を残していると考えられ、こうした現象面・解釈面での諸課題の解決は、農耕導入以降の列島社会展開過程の一般性・特殊性を議論する上での下地を形成するものとして重要な課題と認識できる。この様な問題意識のもと行った市原台地周辺の集落動態検討の結果、集落諸属性の時空間的共変動パターンを現象として新たに明らかにし、特に居住域・墓域双方の動態を踏まえた上で、中期段階を安定した部族社会形成期、終末期段階を首長制社会成立期、後期前半~後半を過渡的な状況と比定するとともに、こうした展開過程は若干の時期差は存在するものの諸属性の共変動パターンという観点からみた場合、西日本諸地域あるいは東日本の一部地域と比較的共通性の高い現象であることを新たに指摘した。
《お問合せ》
幹事・菊池望(東京国立博物館考古室アソシエイトフェロー) kyoto.yayoidan@gmail.com
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