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第132回京都弥生文化談話会のご案内

  • kyotoyayoidan
  • 2024年2月11日
  • 読了時間: 3分

余寒の候、皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、私ども京都弥生文化談話会では、次回例会を下記のとおり開催いたします。

ご多忙中とは存じますが、奮って御参集の程、よろしくお願い申し上げます。

 

 

日時:2024年3月16日(土)14:00~

会場:同志社大学今出川キャンパス明徳館301教室

参加費:500円

・対面のみの開催で、オンライン配信は行いません。

・会後、懇親会を予定しております。

・参加を希望される方は懇親会の出欠も含めて、3月13日(水)までに上記メールアドレスへお知らせください。

 

 

発表1:和田一希(京都大学文学部)

「西部瀬戸内の分銅形土製品」

要旨 分銅形土製品は弥生時代中・後期の中国・四国地方に盛行する考古資料である。その分布域は岡山県を中心とする中・東部瀬戸内と愛媛県を中心とする西部瀬戸内の二つに大別されるが、先行研究の比重は前者に偏ってきた。本発表では後者の資料を対象に分析を行い、弥生土器の分布域に基づく小地域によって、各属性で地域色が見られることを確認する。また、文様と形状に基づく12型式と4つの顔面表現のパターンを設定し、中期中葉から後葉の間に、伊予中部を中心として各種の型式・パターンが展開し、西部瀬戸内各地に分布域を広げていく様相を提示する。

 

発表2:叶井陽(同志社大学大学院文学研究科博士課程前期)

「有鉤銅釧の編年的研究」

要旨 有鉤銅釧を研究対象に、型式学的に編年を構築することを目的に発表する。有鉤銅釧は、弥生時代中期頃に九州北部地域において貝輪を祖型に成立した遺物である。数々の先行研究がある一方、明確な編年が構築されていない状況にあった。しかし、近年は有鉤銅釧を製作技術の観点から系譜関係を考察する研究や、有鉤銅釧も含まれる小型青銅器の研究が進展している。卒論では、以上の背景をもとに、腕輪の内径という新たな属性を追加して分析し、新たな編年を構築した。院進後に、資料調査を実施することで、卒論で提示した系統図、編年図に見直しが必要であることがわかり、それも含めて研究の現状を発表する。

 

発表3:軽野大希(立命館大学大学院文学研究科博士課程前期)

「播磨・摂津地域における弥生中期の土器地域色」

要旨 弥生時代中期における土器地域色は社会復元の指標として頻繁に議論されており、畿内地域では旧国単位での地域色の把握が進んでいる。しかし、畿内地域と周辺地域との比較研究は低調であり、畿内地域の西端である摂津地域と瀬戸内地域の東端である播磨地域は隣接した二地域でありながら、土器地域色の差が未だ不明瞭である。そこで本報告では、弥生中期中後葉の両地域より出土した貯蔵具の形態・文様・分布状況などの比較検討から地域色の実態についての解明を行い、弥生時代中期社会における当該地域の土器地域色の意義についての考察も行う。



 
 
 

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